A unuversal principle of the 20’s (20代の法則)

It is not too much to say that your twenties determines what you would have for the rest of your life. 

Your twenties is the best time to start working on the rest of your life.  Don’t waste a single minute or your valuable years doing something you aren’t supposed to do. Imagination, the decisions you make and the experiences you have during your twenties will make the rest of your life what it is.  Plan well, set about doing things you need to do, and try to live steadfastly over these special 10 years.  This is not a sermon or a lecture for people who are in this age group but more of a universal principle that those who have gone before will nod their heads at and agree.

 


 

20代の頃に何を選び何を経験するかで

残りの人生の全てが来まると言っても過言ではない

 

海外へ出ることを決めた際、細心の注意を払って考えなければいけない事柄が2つある。

1.なぜ海外に行くのか(行動の先にある目標設定)

2.海外で何をするのか(具体的な行動計画)

今回は、これらを20代のうちに成し遂げることの大切さを、自らの生き方を持って教えてくれた長年来の友人の話をしよう。

私がNZに渡航して2カ月くらい経った頃、中国人女性のAに出会った。彼女は中国で大学を卒業後、地元のホテル業界でマネージャークラスの仕事を数年経験したのち、キャリアアップを目標に「予定滞在期間は目標を達成するまで無期限」でNZにいる遠い親戚を頼って、ちょうど私と数週間違いで単独渡航してきていたという。

当時私が通っていた英語学校では、

“親が行けって言うから・・・。”

“祖国では競争が激しくて進学できなかったから・・・。”

などと曖昧模糊な動機で留学している、比較的裕福な家庭で育ってきた若年層の中国人学生しか見たことがなかった私にとってAはとても刺激的で、年齢も近い私たちはすぐにいい友達になった。中国国籍を持つ彼女には、日本人のような「ワーキングホリデー」というオプションはないため、稼いだお金は全て貯蓄に回し、数年かけて当面の生活資金を貯め、観光ビザで入国してきたそうだ。

ある日二人で近所のショッピングモールへ出かけた時のこと、彼女はフランチャイズ経営のアイスクリームショップ屋の前で立ち止まった。そしてそのショップの中国人経営者に直談判し始め、ものの15分でアイスクリームショップ店員のアルバイトを手に入れた。まさに人口14億人、世界に広がる中国人のコミュニティーの強さと、共通言語を話せることの威力というものを目の当たりにした瞬間だった。

その後まもなく、方や私が語学学校で英語やNZの文化や生活習慣について学んでいる間、Aはオークランドのダウンタウンにある5つ星ホテルのルームサービス員の求人広告を見つけ、私のところにやってきた。

“I’ve got a job interview at the hotel but I don’t know how to get there. Can you help me?”

(今度このホテルで面接があるんだけど、どうやってそこに行ったらいいのかわからないの。助けてくれる?)

かつてホテルのマネージャーとして活躍していた人間が、ベッドメーキング係のポジションを必死になって得ようとしていた。でもそこに彼女の「絶対にこの国で自立してみせる」という強い決意を感じずにはいられなかった。幸い私は移動用に車を購入していて、多少土地勘がついてきていたので、喜んで彼女を面接場所のホテルまで送った。(実はこの車がまた凄い曰くつきだったのだが、その話はまた後日・・。)

その後Aはホテルでルームサービスの仕事をしながら、パートタイムで大学の会計学コースを受講し、タイミングを見計らってそのホテルのフロント職を手に入れた。彼女のCV(履歴書)の見栄えが良くなったのを契機に、次は大手の銀行へ転職。主に個人事業を営む中国人カスタマー対応の窓口で働き始める。そして更に一つ上を目指して別の銀行で金融商品を扱う部門に転職。そうなるまでには仕事に関してかなり頑張って勉強したようだ。

Aの行動を客観的に見てみると、実に計画性と行動力に満ち溢れた時間を過ごしており、時間とお金の使い方にも全く無駄がないことが分かる。彼女は自分の20代という時間を「自分の人生に意味のないこと」のために無駄に消費せず、目標を立て、それを達成するための行動計画もきっちり立て、そして実際に行動するために費やしたのだ。彼女の行動履歴を分析するとしたら、きっとこんな感じになるだろう。

  1. 自国でしっかり高等教育を受け、国際色豊かなホテルへ就職
  2. ビザ取得と滞在資金の為に貯蓄し、入念に渡航準備をする
  3. 現地での就業経験(CVに書き加えられる就労経験)を得る
  4. 職種に拘らず、とにかくキャリアアップの可能性が見込めるホテルにポジションを確保
  5. 仕事をしながらも、キャリアアップにつながる知識と資格を取る
  6. 資格と経験を生かして転職(キャリアアップ)

彼女はこの国で定職を得て、就労経験を積み、遂に永住権を取得したのち、中国にいた妹の留学も実現させ、リタイヤ後の第二の人生を模索していたご両親をNZに呼び寄せ、彼らにも永住権を取らせたのだ。

「予定滞在期間は目標を達成するまで無期限」

そう言っていた彼女。あれから随分時が経った。色々なことを経験し、今はお互い結婚し母親にもなった。これほどまでに計画性と行動力に優れた彼女ではあるが、まさか自分がNZで日本人男性と出会い結婚し、生まれた子供に友人(私)と同じ名前を付けるというところまでは計画できていなかったに違いない。彼女は20代の間に自分を備え、キャリアや定住地を選んだだけではなく自分の家族を選ぶという素晴らしい機会まで手に入れたのだ。

20代はその後の自分の人生を形成し始めるのに最も適した時期である。その価値ある時代の一刻一刻を決して意味のないことで消費してはいけない。20代の間に自分が想像すること、決めること、そして経験することがその後の自分の人生がどんなものになるかを決めるのである。よく計画し、すべきことにすぐ取り掛かり、その特別な10年間をブレないように生きる努力をしなければいけない。これは迷える20代の人たちに対するレッスンでもなければお説教でもない。ただ、このことを身をもって経験した先人たちなら誰もが頷く普遍的法則なのである。

 

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